研究経歴 - 神田 智子
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多文化共生社会に適応可能なエージェントおよびロボットの非言語行動研究
科学研究費補助金
研究期間:2020年04月 - 継続中
HAI, 視線,非言語行動,対話エージェント,対話ロボット,インタラクション評価,文化比較,異文化コミュニケーション
個人研究
■2020年度 対話エージェントの視線行動の実装と文化間印象評価 2020年度は,日米それぞれの視線行動をとる対話エージェントを用いて,視線行動の文化差によるインタラクション評価実験を行う.実験に先 立ち,日本人の対話の視線行動をモデル化した研究,米国人の視線行動をモデル化した研究を参考に,日米それぞれの視線行動をエージェント に実装し,インタラクション評価を行う.実験内容は,日米の視線行動をとるエージェントの対話実験を行い,エージェントや対話の印象を実 験参加者が評価するものである.実験時に非装着式アイトラッカー,装着式アイトラッカーを用いて実験参加者が対話エージェントの顔や目を 注視しているかを計測する.本研究で用いる対話エージェントは,眼球の動きがわかりやすい外見のキャラクタを用いる予定である.実装結果 は,異文化の視線行動を仮想体験する擬似対話環境としても使用できると考える.
■2021年度 対話ロボットの視線行動の実装と文化間印象評価 2021年度に構築する日米の対話中の視線行動モデルを,社会的対話ロボットCommUに実装する.CommUは,瞼と白目黒目に分かれた眼球を持ち, 瞬きや眼球運動を制御できるため,視線行動の制御が可能な対話ロボットである.実験内容は,日欧米の視線行動をとるロボットとの対話実験 を行い,ロボットや対話の印象を実験参加者が評価するものである.また,同時に非装着式アイトラッカーを用いて実験参加者が対話ロボット の顔や目を注視しているかを計測する.研究代表者の先行研究で使用したCommUロボットはオリジナルの外見のまま使用したため,眼球を動か すと不気味であると評価され印象評価に負の影響を与えた.本研究ではロボットの眼球のみに実験参加者の注意が集中しないようロボットの外 見を変更したものを用いる.実装結果は,ロボットを用いて異文化の視線行動を体験できる対話環境としても使用できると考える.
■2022年度 対話ロボットの視線行動および非言語行動の積極性による印象の文化間比較 対話ロボットの視線行動と非言語行動の積極性による印象の文化間比較を行う.ロボットに対する社会的受容性は日本と欧米では異なり,日本 人はロボットを友好的な存在だと見なす傾向が高いが,欧米人はロボットを脅威として見なす傾向が高いといわれているからである.例えば, 受付ロボットに望まれる非言語行動として,ロボットから積極的に人間を凝視しうなずきや挨拶をし,感情表現などの非言語行動を取る場合と ,人間がロボットの前までやってくるまでロボットから積極的に挨拶行動を行わない場合で,ロボットに対する印象の文化間比較を行う.また ,それぞれの国で,テクノロジー不安尺度や性格特性尺度を用いて,尺度得点の高低による受付ロボットの積極性に対する受容性への影響を比較する.
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多文化共生社会に寄与するエージェントおよびロボットの非言語行動研究
科学研究費補助金
研究期間:2017年04月 - 2020年03月
HAI, 非言語行動,対話エージェント,対話ロボット,インタラクション評価,文化比較,異文化コミュニケーション
個人研究
2017年度の研究内容
対話エージェントの視線の文化適応モデルの作成と印象の文化間比較:日欧米で録画された人間同士の対話コーパスの動画をビデオ分析し,日本と欧米の対話中の視線行動をモデル化し,付随する他の非言語行動と共に対話エージェントに実装した.日本と欧米の視線行動モデルで対話するエージェントを用いて,日本人による印象評価実験を行い,エージェントの非言語行動の文化適応の重要性を検証した. -
多文化共生社会に寄与するエージェントの非言語行動研究
科学研究費補助金
研究期間:2014年 - 2016年
ヒューマン-エージェント・インタラクション(HAI), 擬人化エ-ジェント,非言語行動,異文化コミュニケーション
個人研究
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多文化共生社会に寄与するエージェントの非言語行動研究
科学研究費補助金
研究期間:2014年 - 2016年
ヒューマン-エージェント・インタラクション(HAI), 擬人化エ-ジェント,非言語行動,異文化コミュニケーション
個人研究
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多文化共生社会に寄与するエージェントの非言語行動研究
科学研究費補助金
研究期間:2014年 - 2016年
ヒューマン-エージェント・インタラクション(HAI), 擬人化エ-ジェント,非言語行動,異文化コミュニケーション
個人研究
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多文化共生社会におけるエージェントの非言語行動研究
科学研究費補助金
研究期間:2011年 - 2013年
ヒューマン-エージェント・インタラクション(HAI), 擬人化エ-ジェント,非言語行動,異文化コミュニケーション
個人研究
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多文化共生社会におけるエージェントの非言語行動研究
科学研究費補助金
研究期間:2011年04月 - 2014年03月
ヒューマン-エージェント・インタラクション(HAI), 擬人化エ-ジェント,非言語行動,異文化コミュニケーション
個人研究
平成23年度は,ハンガリー人がデザインしたエージェント表情を用いて,エージェントの表情解釈の手がかりとなる顔部位の文化差を,日本-ハンガリー間のWeb実験で検証した.実験では,ハンガリー人がデザインしたエージェント表情を用い,日本,ハンガリー間で表情解釈における手がかりとなる顔部位を比較した.
その結果,22年度の先行実験と同様に,ハンガリー人がデザインしたエージェント表情解釈においても,日本人はエージェント表情の目元を,ハンガリー人は口元の形を主な手がかりとして表情判断していることが確認できた.このことから,対話エージェントに表情を実装する際に,日本人には目元の表現を中心に,ハンガリー人には口元の表現を中心にデザインすると効果的であると考えられる.また,本研究結果は,表情の実装がより困難なロボットにおいても,効果的かつ最低限の表情を実装するために活用可能であると考える.
「エージェント表情解釈の手がかりとなる顔部位の文化間比較研究」の成果発表として,図書(英語Book Chapter)1篇,雑誌論文(to appear: 英語)1篇,学会発表(国際会議)1件,学会発表(国内会議)1件を行った. -
多文化共生社会におけるエージェントの非言語行動研究
科学研究費補助金
研究期間:2011年04月 - 2014年03月
ヒューマン-エージェント・インタラクション(HAI), 擬人化エ-ジェント,非言語行動,異文化コミュニケーション
個人研究
①日本人に特有なエージェントとの対人距離
日本人に特有なエージェントと人間の対人距離の研究にあたり,3D仮想空間上で任意に立ち位置を操作できるエージェントを用いた初期実験システムを開発した.この実験システムを用い,異なる対人距離を保とうとするエージェントに対する,実験参加者の対人距離の調整行動を計測した.その結果,現実世界にいる人間が,自分の快適な対人距離と異なる対人距離を保とうとする3D仮想空間上のエージェントに対して,前後移動を繰り返す調整行動を取ることが確認された.また,自分の対人距離と同じ距離を保つエージェントとのインタラクションは,それ以外の距離を保とうとするエージェントとのインタラクションよりも,ストレスが少なく,エージェントに対する印象が向上することが示された.
このことから,人間は仮想空間上のエージェントにも身体性を持ちつづけること,また仮想空間上のエージェントにも適切な対人距離を保つ機能を実装することの重要性を示すことができたと考える.今後の研究で,多文化の対人距離を調査し,異文化で特徴的な対人距離をエージェントに実装することで,対人距離の異文化体験ができるシステムに応用できると期待している.
「日本人に特有なエージェントとの対人距離研究」の成果発表として,学会発表(国際学会)1件,学会発表(国内学会)4件を行った.
②日本人に特有な身体操作を実装したエージェント
対話エージェントへの親しみと見かけの人間らしさを向上させる目的で,日本人に特有に多くみられる身体操作(メッセージ性を持たないジェスチャであり,自分で自分の体に触れる動作)を対話エージェントに実装し,日本人とのインタラクションにおける持続的効果を検証した.実験に先立ち,日本人同士の会話のビデオ分析を行い,特徴的な身体操作3種を洗い出し,対話エージェントの振舞として実装した.このエージェントと継続的な対話実験を行った結果,身体操作を行うエージェントとの対話はエージェントへの親近感の低下を抑制する効果があることが示された.
このことから,長期的なインタラクションが求められる対話エージェントに身体操作を実装することで,飽きを軽減することができると期待される.また,身体操作の内容は文化依存すること,身体操作を公的に表示することの許容度は文化によって異なることから,今後,多文化に特徴的な身体操作を洗い出し,エージェントに実装することで,身体操作の文化適応の重要性を示していく予定である.
「日本人に特有な身体操作を実装したエージェント研究」の成果発表として,雑誌論文(日本語)1篇,学会発表(国際会議)2件,学会発表(国内会議)1件を行った. -
多文化共生社会におけるエージェントの非言語行動研究
科学研究費補助金
研究期間:2011年04月 - 2014年03月
ヒューマン-エージェント・インタラクション(HAI), 擬人化エ-ジェント,非言語行動,異文化コミュニケーション
個人研究
平成24年度は,任意のタイミングでうなずき動作をコントロール可能なネコ型対話エージェントを用い,うなずきタイミングの文化的差異による対話エージェントと人間間のインタラクション評価実験を行った.具体的には以下の手順で実験を実施した.
①うなずきタイミングに関する言語学研究の文献調査を行い,日本と米国のうなずきタイミングを数値化した.
②任意のタイミングでうなずき動作を行う対話エージェントを開発した.
③日本人実験参加者に対して,Wizard Of OZ法を用いた実験を行った.実験内容は,日本人および米国人タイミングでうなずき動作を行う対話エージェントとの対話の印象を実験参加者が評価し,発話長を計測するものである.
④実験の結果,日本人と同じタイミングと頻度でうなずき動作を行うエージェントとの対話は,米国人のタイミングでうなずくエージェント,および全くうなずかないエージェントとの対話より,発話長が長くなり,発話者のストレスが軽減され,エージェントに対する親近感が向上することが示された.以上より,対話エージェントに文化適応したうなずきを実装することの重要性を示すことができた.
「エージェントのうなずきの文化間比較」の成果発表として,雑誌論文(日本語)1篇,学会発表(国際会議)1件,学会発表(国内会議)1件を行った. -
アバタ表情解と振舞いの文化間比較に関する研究
科学研究費補助金
研究期間:2008年04月 - 2011年03月
アバタ,擬人化キャラクタ,エージェント,振舞い,表情,異文化コミュニケーション,文化比較
個人研究
アバタ表情解釈の文化間比較:
欧米デザイナによるアバタ表情12種の解釈(12種の表情と12種の形容詞を対応づける)の日米欧4カ国間比較実験を行った.その結果,欧米デザイナによるアバタ表情)の解釈には,欧米諸国と日本との間に文化差が認められること,すなわち,欧米デザイナによるアバタ表情の解釈一致度は日本より欧米諸国内の方が高いことが分かった.しかし,欧米諸国内で表情解釈の正確さに文化差はなく,欧米諸国内のイングループアドバンテージが認められた.従って,欧米人デザインのアバタ表情は,日本人によって正しく解釈される度合が欧米人による解釈より低い傾向になることが示された.
雑誌論文(英語)2篇,学会論文1篇を成果として発表した. -
アバタ表情解と振舞いの文化間比較に関する研究
科学研究費補助金
研究期間:2008年04月 - 2011年03月
アバタ,擬人化キャラクタ,エージェント,振舞い,表情,異文化コミュニケーション,文化比較
個人研究
アバタ表情解釈の手がかりとなる顔部位の文化間比較実験:
2008年度の実験結果で認められたアバタ表情解釈の文化差が生じる理由解明の一つとして,アバタの表情解釈の判断の手がかりとして用いられる顔部位(目元,口元)の文化差を検証するために,日本と欧州間でWeb実験を実施した.日本人がデザインした表情(2009年度)および欧州人がデザインした表情(2010年度)を用い,楽しい,悲しい,平静の3種の表情の目元と口元を組み合わせた表情の「見かけの幸福度」を比較する実験である.日欧間の実験の結果,「日本人は目元を,欧州人は口元の形を手がかりに表情解釈する」という仮説が検証された.
雑誌論文(英語)1篇,学会発表9篇(うち英語7編)を成果として発表した. -
アバタ表情解と振舞いの文化間比較に関する研究
科学研究費補助金
研究期間:2008年04月 - 2011年03月
アバタ,擬人化キャラクタ,エージェント,振舞い,表情,異文化コミュニケーション,文化比較
個人研究
仮想空間内におけるアバタの振舞いとして,うなずきおよび身体操作(意図的でないメッセージ伝達動作など)をアバタに実装した.2010年度は日本人にとって妥当なアバタの振舞いに注力し,今後の文化適応したアバタの振舞いのインタクション評価実験への足がかりとした.具体的には,日本人にとって見かけの傾聴感の高いアバタのうなずきの角度,頻度,速度を調整法を用いて測定し,任意のタイミングおよび無音区間でうなずくアバタ動作として実装した.また,髪触り,顔触りなど日本人が対話中に行う身体操作の種類と頻度を調査し,任意のタイミングで身体操作を行えるアバタを実装した.日本人によるアバタとのインタラクションの継続的評価実験により,アバタの身体操作がインタラクションの持続性と親近感を向上させる効果があることが示された.
学会論文4篇を成果として発表した. -
アバタ表情解釈の文化間比較に関する研究
科学研究費補助金
研究期間:2006年07月 - 2008年03月
HAI,アバタ,擬人化キャラクタ,表情,表情解釈,異文化コミュニケーション,文化差
個人研究
多国間のアバタ表情の解釈実験により,アバタの顔つきや表情の解釈が国によって異なること,人間の表情解釈における文化差に関する心理学の先行研究の知見が,異文化間のアバタの表情の解釈にも適用可能であることが示された
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アバタ表情解釈の文化間比較に関する研究
科学研究費補助金
研究期間:2006年07月 - 2008年03月
HAI,アバタ,擬人化キャラクタ,表情,表情解釈,異文化コミュニケーション,文化差
個人研究
多国間のアバタ表情の解釈実験により,アバタの顔つきや表情の解釈が国によって異なること,人間の表情解釈における文化差に関する心理学の先行研究の知見が,異文化間のアバタの表情の解釈にも適用可能であることが示された
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ICE (Intercultural Collaboration Experiment)
科学研究費補助金
研究期間:2003年04月 - 2006年03月
アバタ,擬人化キャラクタ,感情,異文化コミュニケーション,文化差
国際共同研究
異文化コラボレーションにおける感情表示キャラクタの効果測定:
近年のネットワークコミュニケーションでは,感情表現のためにアバタがよく利用される.これらのアバタの顔や表情の意味は,特に断らなくても任意の利用者間で普遍的に共有されるものという暗黙的な前提がある.心理学における人間の表情認知研究では基本7表情という普遍的な表情な存在を認めているが,同時に表情解釈には異文化差があることを示す研究が多々なされている.本研究では,アバタ表情の解釈における異文化差が存在するかを検証するために,国際的なコミュニケーションのように利用者の文化が異なる場合において,アバタの顔つきと表情の多国間の解釈実験を実施した.実験は,2国間の実際のネットワークコミュニケーション実験,および多国間のアバタ表情の解釈実験の2種である.双方の実験により,アバタの顔つきや表情の解釈が国によって異なること,人間の表情解釈における文化差に関する心理学の先行研究の知見が,異文化間のアバタの表情の解釈にも適用可能であることがわかった. -
ICE (Intercultural Collaboration Experiment)
科学研究費補助金
研究期間:2003年04月 - 2006年03月
アバタ,擬人化キャラクタ,感情,異文化コミュニケーション,文化差
国際共同研究
異文化コラボレーションにおける感情表示キャラクタの効果測定:
近年のネットワークコミュニケーションでは,感情表現のためにアバタがよく利用される.これらのアバタの顔や表情の意味は,特に断らなくても任意の利用者間で普遍的に共有されるものという暗黙的な前提がある.心理学における人間の表情認知研究では基本7表情という普遍的な表情な存在を認めているが,同時に表情解釈には異文化差があることを示す研究が多々なされている.本研究では,アバタ表情の解釈における異文化差が存在するかを検証するために,国際的なコミュニケーションのように利用者の文化が異なる場合において,アバタの顔つきと表情の多国間の解釈実験を実施した.実験は,2国間の実際のネットワークコミュニケーション実験,および多国間のアバタ表情の解釈実験の2種である.双方の実験により,アバタの顔つきや表情の解釈が国によって異なること,人間の表情解釈における文化差に関する心理学の先行研究の知見が,異文化間のアバタの表情の解釈にも適用可能であることがわかった. -
デジタルシティのユニバーサルデザイン
JST戦略的創造研究推進制度(研究チーム型) (戦略的基礎研究推進事業:CREST)
研究期間:2003年04月 - 2005年03月
複合現実感,仮想都市,音声統合,モバイルインタフェース,ユニバーサルインタフェース
国際共同研究
CREST研究員として,ユニバーサルインタフェースの開発を行った.
社会情報インフラとしての都市情報システムの統合,都市情報システムとその中で生活するモバイルユーザのインタラクション支援技術として,ユニバーサル・モバイルインタフェースを開発した.ユニバーサル・モバイルインタフェースは,地図空間(2D)・映像空間(2.5D)・仮想空間(3D)という異種の都市空間を統合し, モバイルユーザによる利用を可能とするためのユーザインタフェースである. モバイルユーザは, 地図空間からは経路の,映像空間からは風景の, 仮想空間からは視界の情報を得ることができる.モバイル用途に対応するために,これらの情報を音声によってユーザに説明することができる.
デモシステムとして,「デジタルシティのユニバーサルデザイン」プロジェクトで開発された地図空間・映像空間・3D仮想空間の3つをユニバーサル・モバイルインタフェースで同時に接続した.このデモシステムでは,3つの空間で表現された京都市街を同期をとって移動し,音声ガイダンス付きでウォークスルーできる. -
デジタルシティのユニバーサルデザイン
JST戦略的創造研究推進制度(研究チーム型) (戦略的基礎研究推進事業:CREST)
研究期間:2003年04月 - 2005年03月
複合現実感,仮想都市,音声統合,モバイルインタフェース,ユニバーサルインタフェース
国際共同研究
CREST研究員として,ユニバーサルインタフェースの開発を行った.
社会情報インフラとしての都市情報システムの統合,都市情報システムとその中で生活するモバイルユーザのインタラクション支援技術として,ユニバーサル・モバイルインタフェースを開発した.ユニバーサル・モバイルインタフェースは,地図空間(2D)・映像空間(2.5D)・仮想空間(3D)という異種の都市空間を統合し, モバイルユーザによる利用を可能とするためのユーザインタフェースである. モバイルユーザは, 地図空間からは経路の,映像空間からは風景の, 仮想空間からは視界の情報を得ることができる.モバイル用途に対応するために,これらの情報を音声によってユーザに説明することができる.
デモシステムとして,「デジタルシティのユニバーサルデザイン」プロジェクトで開発された地図空間・映像空間・3D仮想空間の3つをユニバーサル・モバイルインタフェースで同時に接続した.このデモシステムでは,3つの空間で表現された京都市街を同期をとって移動し,音声ガイダンス付きでウォークスルーできる.